リフレクションズ~影・樹木
入り口で門番がナイフで影を切り取る。
自分の中で、「影」にはそのイメージがまとわりついている。
人の影は人とともに旅することができるが、樹木の影は樹木と同じく、基本的には一箇所で生涯を終える。
日付は違うが、すべて皇居周辺で撮影。
EF50mmF1.8
石垣に落ちた影。
石垣、樹木、一日という3つのサイクルの違う時間が織りなす絵。
同じ場所に同じように落とされていた影だが、一度として同じ影ではなかったのだろう。
EF50mmF1.8
影はもう初夏の濃さ。
レタッチのせいもありますが・・・
EF50mmF1.8
アスファルトのざらついた表面に落ちた影。
影とは、光の相補概念であり、物体の輪郭のみを抽象化するのものであり、その輪郭すらぼやけてしまうあいまいさを持つ。
EF50mmF1.8
長く伸びた影。
広々とした都心の贅沢な空間の、自然のギャラリー。